内装を作る前にエアコン/FFを入れる|キャラバンにエアコンとFFヒーター

こんにちは、86GARAGEのあるじです。今日は「車中泊の内装を作るとき、エアコンやFFヒーターはいつ付けるのがいいのか」というお話です。
結論から言うと、内装をこれから作る、あるいは作り直すなら、家具より先に空調を入れるのがおすすめです。先に入れると、取り付け位置も配線のルートも無理なく決められて、あとから作る家具も空調に合わせて設計できます。内装をDIYで作っている方、これからキャンピングカー仕様を考えている方に読んでほしい内容です。
エアコンやFFヒーターは、内装を作る前に付けるべき?
できるなら、内装を作る前に付けるのがいちばん無理がありません。家具がない状態なら、エアコンもFFヒーターも、使いやすさを優先した位置に取り付けられるからです。
一番いい位置に付けられる
家具ができあがったあとに空調を付けようとすると、残っている場所の中から取り付け位置を選ぶことになります。本当は寝る場所の近くに温風を出したくても、そこにベッドの骨組みがあれば別の場所を探すしかありません。空っぽの車内なら、こうした遠慮なしに位置を決められます。
配線や配管を、家具の中に隠せる
12VエアコンもFFヒーターも、電源の配線や燃料・排気の配管が必要です。家具を作る前なら、床や壁の中にルートを通しておけるので、完成したときに配線が見えません。家具を作ったあとだと、配線を外に這わせるか、一度家具を外して通すことになります。
家具を、空調に合わせて設計できる
空調の位置が先に決まっていれば、吹き出し口の前をふさがない棚の高さや、ヒーターの温風が足元に届くベッドの形を考えながら家具を作れます。順番を逆にすると、せっかく作った家具が空調の邪魔になってしまうことがあります。


実例|自分で作った内装を、一度ぜんぶ外したキャラバン
この順番を選ばれたのが、ご夫婦とワンちゃんで車中泊を楽しまれているキャラバン(ハイルーフ・ワイド/ガソリン車)のオーナー様です。
足りなかったのは、夏と冬の空調
オーナー様は、もともとご自身でキャラバンを車中泊仕様に作り込んでいました。家具も寝るスペースもある状態です。それでも一年を通して車中泊を楽しむには、夏の12Vエアコンと冬のFFヒーターが欠かせませんでした。
家具を外して、空っぽの状態でお預かり
そこでオーナー様は、作った家具をご自身ですべて外し、内装を一から作り直すことにされました。86GARAGEがお預かりした時点で、車内には家具が何もない状態です。その「作り直しの最初の一歩」として、空調の取り付けをご依頼いただきました。
実際の取り付けの様子は、施工例のページで写真つきで見られます。
エアコンは、窓ではなく「窓の上」に付けられる
このキャラバンでは、12Vエアコンを窓ではなく、窓の上のボディ部分に取り付けました。ハイルーフ・ワイドの車両は、窓の上にもボディの面積があるため、そこに室内機を設置できます。
車内の圧迫感が少ない
室内機が目線より上にあるので、座っても横になっても、エアコンが視界をふさぎません。「エアコンを付けると車内が狭くなるのでは」という心配をいただくことがありますが、車両によってはこうした付け方で、ほとんど狭さを感じさせずに取り付けられます。
座る・寝る・家具のスペースを残せる
窓まわりや壁の下のほうを使わないので、これから作るベンチやベッド、収納のスペースをそのまま残せます。内装をこれから作る方にとっては、空調を先に入れても家具の設計が窮屈にならない、というのが大きなポイントです。


12Vエアコンの費用は、内装の状態で変わる
86GARAGEの12Vエアコンの取り付けは、Aプラン(ハイエースなど、純正内装のまま)が¥298,000〜、Bプラン(軽バン・架装済みのキャンピングカーなど)が¥348,000〜です。
金額が変わるのは、車内の状態によって手間が変わるからです。家具などがない車両は取り付けやすい一方、架装された車内では、エアコンを置く場所の確保や、そこまでの配管ルートを新しく作る必要があります。この手間の差が、金額の差になります。だから1台ずつお見積りしています。内装を作る前の空っぽの状態でお預かりできると、この手間を抑えやすくなります。
FFヒーターは、ガソリン車にも付けられる
このキャラバンはガソリン車なので、車両の燃料タンクからガソリンを引いてFFヒーターを動かしています。FFヒーターは軽油の車だけのもの、と思われていることがありますが、ガソリン車にも取り付けられます。車内に燃料の携行缶を置かなくてよいので、その置き場所も手間もかかりません。
本体は、荷室の中央あたりの運転席側に付けました。運転席の後ろにはサブバッテリーを置く予定があり、その後ろにはタイヤハウスがあります。その間で、これから作る家具をイメージしながら、温風を出しやすい位置を選んでいます。キャラバンのFFヒーターについてはキャラバンに、FFヒーターは付くのかで、軽油の車の例と並べて詳しく書いています。


電源は、オーナー様がすでに用意されていたバッテリーにつないで、エアコンとFFヒーターの両方が動くようにしました。どの電源が合うかは、車の使い方によって変わります。

電源をどうするか迷っている方は、6つの質問に答えるだけで、お車に合う電源の目安がわかります。結果はそのままお問い合わせに貼り付けられます。
これから内装を作る人が、先に決めておくこと
空調を先に入れるなら、家具を作り始める前に、次のことを決めておくと迷いません。
- エアコンの室内機の位置:寝る場所に風が届き、家具の邪魔にならないところ
- FFヒーターの本体と吹き出し口の位置:足元や寝る場所に温風が届くところ
- バッテリーを置く場所:エアコンとFFヒーターの両方に配線しやすいところ
- 配線と配管のルート:床や壁の中に通して、家具で隠せる道
- 吹き出し口の前の空間:棚や荷物でふさがないようにしておく
このあたりは、内装の完成形を思い浮かべながら決めるのがコツです。86GARAGEでは、オーナー様がこれから作りたい内装のイメージを伺ったうえで、空調の位置をご提案しています。私自身も車中泊で日本一周をした経験があり、休みには車中泊を楽しんでいるので、使う側の目線でお話しできます。

よくあるご質問
家具を作ったあとでも、12Vエアコンは付けられますか?
付けられます。架装済みのキャンピングカーにも取り付けています。ただ、置く場所や配管のルートを新しく作る必要があるため、空っぽの状態より手間がかかります。
ガソリン車にもFFヒーターは付けられますか?
付けられます。車両の燃料タンクからガソリンを引いて動かすので、車内に燃料を置く必要もありません。
自分で用意したバッテリーにつないでもらえますか?
今回のキャラバンでは、オーナー様が用意されたバッテリーにつないでいます。容量や状態によって変わるので、まずはお使いのバッテリーの種類と容量を教えてください。
取り付けにはどのくらいかかりますか?
12Vエアコンの取り付けは、最短3日からです。FFヒーターも一緒に付けるなど、内容によって日数は変わります。
お車の写真と、これから作りたい内装のイメージを送っていただければ、空調をどこに付けるのがよいかを一緒に考えます。

